2009年10月21日

山太軒

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「中華料理」は既成のフォントを使おうとしたんですが、「華」の字体がおかしいので、やむをえず書きました。

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「華」は隷書では下から2番目の横線が長くなる(1番下の横線が略されることもあり)んですが、そういう字体の隷書フォントがありません。
長く伸ばす横線は1字に1本だけなんですが、どのフォントも変なところが長かったり、何本も長かったり。
隷書に特有の波打つような右ハライを「磔(タク)」というんですが、これも1字に1カ所で、長い線にだけつけます。
隷書(モリサワ)と隷書体(ダイナフォント)は横線すべてに磔がついてます。
【tonanの筆文字・篆刻の最新記事】
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2009年09月03日

神門堂

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昔からの知り合いの飯島さんと藤井さんが、ネバダ砂漠で行われるバーニングマンフェスティバルに参加することになって、それに着ていくTシャツ用に書いた字です。
バーニングプロダクションのイベントじゃないよ。このイベントは、何もない砂漠の真ん中に突如六万人が世界中から集まり、風呂も水道もない中で繰り広げられる半ばサバイバル状態のフェスティバルで、最後に人型のモニュメントに火をつける。それでバーニングマン。







10年ほど前、ボクは「バックの鬼・蝕」とか「毛筆書鑑」という素材集を出したんだけど、飯島さんはそのプロデューサーで藤井さんはそれを出したA&Pコーディネータージャパン(現・デザインエクスチェンジ)の創業社長です。現在、飯島さんは「スリムビズアカデミー」というのをやっていて、その建物のオーナーがバーニングマンの写真集を作った写真家なんだって。藤井さんは悠々自適な生活をしているようです。
お二人さん、無事帰ってきてね。
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2009年08月15日

もじもじカフェ 第18回「江戸の粋を書く」

次回の「もじもじカフェ」は2009年8月29日(土)14:00〜16:30。
清澄庭園で「江戸文字」の橘右橘師匠の実演とお話である。
http://moji.gr.jp/cafe/themes/018/

参加申し込みをしようとしたら『活字印刷の文化史』梓行紀年セミナーと日時がバッティングしている。残念。

あなたはどっちに参加する?

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2009年08月13日

さいたま市の「さ」(その後)

拙著『文字の骨組み 字体/甲骨文から常用漢字まで』の198頁に書いた「さいたま市の「さ」」のその後です。
知人がさいたま市のポスターを作ったところ、市から「「さ」の最後の画がつながっているものを使ってください」と言われたそうです。
知人は「ロゴならそのデータをください」と言ったそうですが、「ロゴではないけどつながっているフォントを使って下さい」と言われたとか。
今日、さいたま市に電話して確認してみました。
◎さいたま市では市役所内の文書、さいたま市が発行する印刷物には「つながった「さ」」を使うことを内規で決めている。
◎もちろん市民が市役所に提出する文書はつながっていても離れていても構わない。

とのことです。
変更してほしい、と言われたフォントはモリサワの「新ゴシック」です。つまり、さいたま市役所の仕事では「新ゴシック」は使用禁止なのです。
どうする? モリサワさん。

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2009年08月12日

『活字印刷の文化史』梓行紀年セミナーのお知らせ

『活字印刷の文化史』梓行紀年セミナー

日 時●2009年8月29日(土)午後1時半会場 2時開始
場 所●印刷博物館グーテンベルク・ルーム
内 容●
司会:鳥海 修
「用紙から見るキリシタン文献」豊島正之(東京外国語大学教授)
「清朝・楷書・正楷書の諸相」府川充男・小池和夫(築地電子活版)
※参加される方は下記サイトから資料をプリントしてお持ち下さい。
http://www.tsukiji-type.co.jp/02/zusyo/zusyo_list.htm
入館料●一般500円 学生300円
共 催●字游工房/築地電子活版
協 賛●印刷博物館/勉誠出版
その他●会場入口の模擬店で書籍を特別頒価で販売する
〈勉誠出版〉
◎『活字印刷の文化史/きりしたん版・古活字版から新常用漢字表まで』
◎『和紙のすばらしさ 日本・韓国・中国への製紙行脚』
◎『古代製紙の歴史と技術』
◎『文字論 新常用漢字を問う』
◎『日本古典博物事典―動物篇』
◎『文化財と古文書学』
◎『三大編纂物―群書類従・古事類苑・国書総目録―の出版文化史』
〈誠文堂新光社〉
タイポグラフィ関聯各標目を割引販売予定
〈実践社〉
◎『印刷史/タイポグラフィの視軸』
〈白順社〉
◎『組版/タイポグラフィの廻廊』
◎『ザ・一九六八』
〈柏書房〉
◎『本と活字の歴史事典』
◎『真性活字中毒者読本』
◎『ブリティッシュ・ロック大名鑑』
〈彩雲出版〉
『文字の骨組み 字体/甲骨文から常用漢字まで』
〈三省堂〉
『聚珍録』
〈築地電子活版〉
『琉球独立党文書資料集』

                  
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2009年08月09日

『漢字整理案』「許容体案」16頁 文部省普通学務局 大正8年7月

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【銭】聖武天皇がこれに近い字体を書いている。
【鏤】旁の上部がなぜ「米」になるかというと「口」が点2つの「い」のような形になるから。
【鉄】漢和辞典には、「鐵」とは別字だったものが混用された、とあるが、ボクは異体字の「銕」をくずしてできたものではないかとおもう。

2009年08月08日

宣伝してください

拙著『文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで』を上梓して4ヶ月がたちました。
一部のマニアの方々からはたいへん高い評価をいただいていますが、はっきりいってたくさんは売れていません。
一般の人にも読んでいただきたいものです。
みなさん、ブログなどで紹介してくれませんか。

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酒井法子出頭記念

いまのうちに買いましょう。

       
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2009年08月05日

つけ麺屋さんにテナントを貸した

小社はささやかなテナントを所有している。
そのテナントが数ヶ月空いていたんだが、やっとテナントが入った。
借りたのは中国残留孤児三世(国籍は日本人)の山中君。
たいへん真面目そうな青年で、一目会ってボクは彼を気に入ってしまった。
彼もボクとテナントを気に入ってくれたらしくて、初対面から3日後(8月3日)に契約終了。
その日の夜、テナントの前を通ったら電気がついているので寄ってみたら、山中君がテナントの中で炊飯器でご飯を炊いて食事中だった。
今まで内装屋の友人と測量をしていたのだという。
「大熊さん、お腹減ってない?」と言われたが食べたばっかりなので断った。
でもなんだか旨そうだった。
学生の時、学園祭の模擬店でレストランバーをやったことを思い出した。
これは面白くなりそうだ。

その翌日にはもう天井を貼り始めていた。

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「図面は?」と聞いたら、今画いているところだという。
天井を貼るのは決まっているから図面の前に貼っちゃっても問題ないんだそうだ。

店はつけ麺をメインにラーメンなども出すという。
中華料理というよりは「つけ麺屋」「ラーメン屋」という感じで、つけ麺は極太麺で9分ゆで、ラーメンは細麺なんだって。

店の名前を考えてくれと頼まれた。
どんな名前がいいだろう。

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2009年07月31日

二千円札の書の行末に下に続く脈絡がある不思議

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二千円札に書が印刷されているのをご存じだろうか。この書の三行目の行末の「は(八)」の収筆にはなぜか下に続くような脈絡がある。行末に脈絡は要らない。素人ならこう書くこともあるかもしれないが、達者な書だけに余計に不可解だ。こんな上手な書を書く人がこのような初歩的なミスをするとはどうしても思えないのだ。とにかく何と書いてあるのか解読してみた。
  すゝむし
十五夜のゆふ
に宮おはしては
たまひつゝ念珠
あまみたち二
つるとてならす
のけはひなとき 
いとなみにいそき
るにれいのわ
いとしけく

 と書いてあるようだ。しかし意味が通じない。
 いろいろ調べた結果、やっと謎が解けた。この書は『源氏物語絵巻』の「鈴虫の巻」の詞書きである。
  すゝむし
十五夜のゆふくれに 佛のおまへ
に 宮おはして はしちかうなかめ
たまひつゝ 念珠したまふわかき
あまきみたち二三人 はなたてま
つるとて ならすあかつきのおと 三つ
のけはひなとき こゆさまかはりたる
いとなみにいそきあへるいとあはれな
るに れいのわたりたまひて むしのね
いとしけくみたるゝゆふへかな

 が全文で、そのうち赤文字の部分だけを印刷しているのである。行末だと思っていた「は(八)」は語頭だったのである。語頭なら収筆に脈絡があるのは当たり前だ。しかし紙幣に意味の通じない言葉を印刷しているとは驚いた。書を模様としか考えていないのであろう。

posted by トナン at 21:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする