http://www.tsukiji-type.co.jp/02/zusyo/images/2008-02tosyo.jpg
2008年02月29日
2008年02月26日
侍魂―YOKOHAMAブルヲ
サッカー日本代表のサポーターチームの応援旗の題字を書かせていただきました。


クライアント=YOKOHAMAブルヲ
デザイン=ブルヲ
題字揮毫=大熊肇(トナン)

2008年2月8日。雪の降る埼玉スタジアムで旗のデビュー。サッカー日本代表勝利!


クライアント=YOKOHAMAブルヲ
デザイン=ブルヲ
題字揮毫=大熊肇(トナン)
2008年2月8日。雪の降る埼玉スタジアムで旗のデビュー。サッカー日本代表勝利!
2008年02月25日
字体変遷字典(衣違遺医醫井域或育毓)

【衣】衣服の襟の形でその形から、古代中国では日本の着物とは襟のあわせかたが逆だったことがわかる。
【違】中国常用の旁は草書の字体からできたもの。
【医(醫)】「医」は「醫」の略字で、別字の「医」と字体が衝突した。
【井(丼)】中国では「井」と「丼」は同じ字種の異体字。
【育(毓)】「育」の字体は甲骨文、金文に見えない。

080225-8-9.pdf
2008年02月24日
2008年02月23日
字体変遷字典(案以位依偉囲委威尉)

「以」の左側は刃の丸いスキで右側はそれを使う人だっていわれていたんだけど、〈右側はスキの柄ではないか〉というのがぼくの主張です。
詳しくは
http://tonan.seesaa.net/article/35153251.html
をご覧ください。
「尉」というのは衣服または布に手で火のし(アイロン)をかけている形で、説文解字では手は「又」の形なんです。これが後になって点がついて「寸」になったと思っていました。ところが説文よりも古い字でも「寸」なんです。
「寸」というのは手(又)に手首から一寸の位置を示す字とされているのですが、「尉」にある「寸」は一寸という意味ではないと思うのです。

080223-004-005.pdf
2008年02月22日
2008年02月21日
欧文フォントにお国柄はあるのか?
ぼくが「書体にはお国柄がある」という意味の解説を読んだのは次の文が最初だったと思います。
どうも「書体にはお国柄がある」という話の元は、オトル・アイヒャーの『typographie』という書物らしいです。この本は見たこともありませんし、手に入れたとしてもドイツ語では読めません。
上記の記事を読んだ3年後の2000年、スウェーデン大使館のギャラリーで知人が展覧会をすることになり、展覧会のお知らせ(葉書)のデザインを頼まれました。ぼくは欧文についての知識がほとんどなかったので、あまりトンチンカンなフォントを使ってはまずいと思い、朗文堂に電話をしてみたんです。「スウェーデンではどんなフォントを使っていますか?」って。そうしたら片塩二郎さんが電話に出て、
「スウェーデンですか。悩ましいなあ。あの国は最近までブラックレターみたいなフォントを使っていた国ですからね。オールドローマンを使った方が無難でしょうね。ギャラモンとかサボンとか……」
まあ、録音していたわけではないので一字一句正しくはないですが、上記のようなことをおっしゃったので、ギャラモンを主に使って葉書をデザインしました。大使館の広報の方も気に入ってくれて、オープニングパーティーの時は「君があの葉書のデザイナーか」と握手を求めてきました。片塩さんには感謝しました。
その縁で、スウェーデン大使館からイベントのお知らせが届くようになったのですが、そのお知らせはタイムズで印字してあります。
その後、違う展覧会で来日したスウェーデンの作家が自分の作品のパンフレットを持ってきたんですが、それもタイムズで印刷してありました。その作家はスウェーデンではグラフィックデザイナーでもあるんです。で、その方に(通訳を通して)「スウェーデンではタイムズも使うんですか? フォントにはお国柄があると聞いたことがあるんですが」と聞いたところ、「昔はともかく、インターネットの世の中にどの国がどのフォントということはないですよ」とのお答えでした。
上記の記事にぼくが過剰に反応しすぎたのかもしれません。「ギャラモンとか……」にはタイムズも含まれていたのでしょう。
なお、
小林章著『欧文書体 その背景と使い方』美術出版社
http://book.bijutsu.co.jp/books/2006/03/post_20.html
の74〜75ページの「3-2 お国柄を軸に選ぶ書体」という文章は、上記の雑誌の記事とは合致しません。Futuraとナチスについても、この本の74ページでふれられています。
現在購入可能な本なので引用はしません。この本、超おすすめです。
知識だけで頭でっかちになっちゃうのは危険です。やはり色々な国の印刷物を実際に見るべきだと思いました。
『デザインの現場』1997年6月号 特集文字とレイアウト 美術出版社
「文字で伝えるということ 朗文堂・片塩二郎さんの話」
取材・文=千葉英寿
撮影=桜井ただひさ
より
印刷の歴史はタイポグラフィの歴史だ
(略)
ミラノで十二年間修行したコックさんが、本格的なイタリアンレストランを日本で開業する際に、日本のあるデザイナーにトータルなデザインを依頼したんです。デザインが上がってきて、それを見た瞬間にそのコックさんは「これじゃ、フランスレストランだ。この字は使えない」と言ったそうです。その意味がデザイナーにはわからなかった。このデザイナーは、ギャラモンという書体を使っていたんです。ギャラモンは、ギャラモンというフランス人がつくった、フランスの伝統的な、まさにフランスを象徴する書体です。イタリアのイメージからは、遠い書体なんですね。一方、「GIORGIO ARMANI」など、ミラノのファッションブランドの多くのロゴに、ボドニという書体が使われています。ボドニはイタリア北部で生まれた書体で、これを見るとヨーロッパの人は「ああ、イタリアだな」と思うわけです。
これが、タイポグラフィの「知の領域」です。
(中略)
書体に現れるヨーロッパ内の対立!?
このように歴史の中で発達してきたわけですから、ヨーロッパのタイポグラフィは厄介な問題も抱えています。その中で、注目されるのは、カソリックとプロテスタントの宗教的対立です。日本人には宗教と書体やタイポグラフィが関係あるといっても、どうもピンとこないかもしれませんね。
カソリックは、オーストリア、イタリア、フランス、ポルトガル、スペインといった国々に浸透しています。悪いことをしても教会にお金を持っていって懺悔すればよいという気質で、あまり働かない。概してファッションが発達し、食べ物がおいしい。そして多産系であると。これと対照的なのはドイツを中心としたプロテスタントです。ミラノからアルプスを越えてシュツットガルトに入ると、それは歴然と理解できます。とたんに質素になる。食べ物はまずい、産児制限で子供は少ない、製品は精緻、造形もカチカチしている。プロテスタントは勤勉ですから結果、産業資本ができ、物資が大量生産され、当然大量販売のために広告も必要になります。だからグラフィックデザインが盛んになるのです。
カソリックの国ではファインアートがさかんで、神に捧げるものとされ重視される。プロテスタントでは、機能を重視するグラフィックデザインがさかんで、主たるパトロンは企業です。当然、使われる書体も違って、プロテスタントは、ジャーマンブラックレター、テキストタイプに代表されるゴシック、サンセリフにいきやすかった。カソリックは、そうした機能剥き出しの書体を嫌ってオールドローマンなどのセリフ系書体を好んで使っていました。
ベルリンの壁が崩壊した一九八九年に、オトル・アイヒャー(一九二一―九一)が「ローティス」という書体を発表しました。アイヒャーは、ドイツのウルム造形大学の学長でドイツデザイン界の帝王といわれた人物です。このアイヒャーは、ローティスを提案し、『typographie』を著すことにより、正にタイポグラフィにおける「知の領域」というものを示したんです。当時、ベルリンの壁も取り除かれ、EU統合の動きが高まる中で遅れをとるまいという焦燥感もあったのでしょう。アイヒャーは、パリで行われた講演会で「(ローティスによって)カソリックとプロテスタントというヨーロッパの二項対立を取り除きたい」と名言したんです。これは大きな波紋を呼ぶことになりました。
やっかいなことですが、書体には歴史や民族性や風俗、さらには宗教までがぬきがたく付着しています。ですからタイポグラファーを目指す人は、たんに書体の好悪や美醜といった即感印象だけでは不十分なのです。アイヒャーは書体の構造と背景を読み解くとき、「伝達」という役割のなかで、タイポグラファーは何をすべきかを明示したわけです。
(後略)
どうも「書体にはお国柄がある」という話の元は、オトル・アイヒャーの『typographie』という書物らしいです。この本は見たこともありませんし、手に入れたとしてもドイツ語では読めません。
上記の記事を読んだ3年後の2000年、スウェーデン大使館のギャラリーで知人が展覧会をすることになり、展覧会のお知らせ(葉書)のデザインを頼まれました。ぼくは欧文についての知識がほとんどなかったので、あまりトンチンカンなフォントを使ってはまずいと思い、朗文堂に電話をしてみたんです。「スウェーデンではどんなフォントを使っていますか?」って。そうしたら片塩二郎さんが電話に出て、
「スウェーデンですか。悩ましいなあ。あの国は最近までブラックレターみたいなフォントを使っていた国ですからね。オールドローマンを使った方が無難でしょうね。ギャラモンとかサボンとか……」
まあ、録音していたわけではないので一字一句正しくはないですが、上記のようなことをおっしゃったので、ギャラモンを主に使って葉書をデザインしました。大使館の広報の方も気に入ってくれて、オープニングパーティーの時は「君があの葉書のデザイナーか」と握手を求めてきました。片塩さんには感謝しました。
その縁で、スウェーデン大使館からイベントのお知らせが届くようになったのですが、そのお知らせはタイムズで印字してあります。
その後、違う展覧会で来日したスウェーデンの作家が自分の作品のパンフレットを持ってきたんですが、それもタイムズで印刷してありました。その作家はスウェーデンではグラフィックデザイナーでもあるんです。で、その方に(通訳を通して)「スウェーデンではタイムズも使うんですか? フォントにはお国柄があると聞いたことがあるんですが」と聞いたところ、「昔はともかく、インターネットの世の中にどの国がどのフォントということはないですよ」とのお答えでした。
上記の記事にぼくが過剰に反応しすぎたのかもしれません。「ギャラモンとか……」にはタイムズも含まれていたのでしょう。
なお、
小林章著『欧文書体 その背景と使い方』美術出版社
http://book.bijutsu.co.jp/books/2006/03/post_20.html
の74〜75ページの「3-2 お国柄を軸に選ぶ書体」という文章は、上記の雑誌の記事とは合致しません。Futuraとナチスについても、この本の74ページでふれられています。
現在購入可能な本なので引用はしません。この本、超おすすめです。
知識だけで頭でっかちになっちゃうのは危険です。やはり色々な国の印刷物を実際に見るべきだと思いました。
2008年02月20日
「読売 大相撲」2008年3月号

表紙写真:白鵬翔
題字揮毫:鏡山勘太夫
写真撮影:水戸 保夫
デザイン:大熊肇
2008年02月04日
埋め込んだ画像がみつからなくなるバグ?(Adobe Illustrator CS3)
インテルMacを導入してただいま検証中。
Adobe Illustrator CS2で画像を埋め込んだデータをCS3で開くと、埋め込んだ画像がみつからなくなるようです。


Adobe Illustrator CSで画像を埋め込んだデータをCS3で開くと、画像は表示されますが、CS3で保存し直していったん閉じて、再び開くと埋め込んだ画像がみつからなくなります。
Adobe Illustrator CS3で画像を埋め込んだものは問題ありません。
なお、Adobe Illustrator CS2のグリフ置換のバグはCS3にも残っているようです。
http://d.hatena.ne.jp/NAOI/20070718/1184751865
Adobe Illustrator CS2で画像を埋め込んだデータをCS3で開くと、埋め込んだ画像がみつからなくなるようです。

Adobe Illustrator CSで画像を埋め込んだデータをCS3で開くと、画像は表示されますが、CS3で保存し直していったん閉じて、再び開くと埋め込んだ画像がみつからなくなります。
Adobe Illustrator CS3で画像を埋め込んだものは問題ありません。
なお、Adobe Illustrator CS2のグリフ置換のバグはCS3にも残っているようです。
http://d.hatena.ne.jp/NAOI/20070718/1184751865
2008年02月02日
Futura(フーツラ)はユダヤ企業に嫌われている?―その後
以前、「Futura(フーツラ)はユダヤ企業に嫌われている?」http://tonan.seesaa.net/article/47184424.html
を書きましたが、その後にもうひとつ文献をみつけました。
「書体活字のナショナリティ」
渡辺慎太郎
2000 年2 月20 日
1 日本の書体は報われない
1.1 イスラエルからの大量返品
以下は
http://www.10days.org/syotaination.pdf
からの引用
この話は本当なんでしょうか?
を書きましたが、その後にもうひとつ文献をみつけました。
「書体活字のナショナリティ」
渡辺慎太郎
2000 年2 月20 日
1 日本の書体は報われない
1.1 イスラエルからの大量返品
以下は
http://www.10days.org/syotaination.pdf
からの引用
「担当者は慌てていた。大阪に本社を置く大手家電メーカーがイスラエルに出荷したビデオデッキ3万台が、すべて返品されてきたからだ。製品は仕様をたしかに満たしている。
しかしイスラエル側は憤慨しており、違約金を払ってでもビデオデッキは受けとれないという。担当者には、何がなんだか理解できない。
大手広告代理店を通じて調査した結果、製品ではなくマニュアルに不備があるらしいことがわかってきた。だが、べつに誤植があるわけではない。結局わからずじまいのまま、ある書体専門家に調査がゆだねられることになる。
FAXで送信されてきたマニュアルを見た専門家は、その不備を瞬時に悟った――フツーラのせいだ。
フツーラは、幾何学的でスマートなサンセリフ書体である。デザイナーが「かっこいい」と感じて選んだこの書体はしかし、ナチスと強く結びついているのだ。ヒトラーが愛用した書体、アウシュビッツ駅の文字に使われた書体、それがフツーラに着せられたイメージだった。フツーラの使用はドイツではタブー視されており、隣国オランダでもそれに近い。
その書体がイスラエルでどのように受け止められるかは、もはや書くまでもないだろう。」
この話は本当なんでしょうか?






