2018年09月28日

字体変遷字典(【宀】宍宋宛官宜)

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【宍】「宍」と「肉」は異体字。「ニク」が音読みで「しし」が訓読み。常用漢字表の「肉」には音読みの「ニク」しか載っていない。説文では「にくづき」の形が載っている。干禄字書では「宍」は〈俗〉、「肉」が〈正〉。「宍」は現代中国では使わない字らしい。五経文字では「肉」が部首名として掲載。九経字様では「にくづき」が部首名として掲載。康煕字典には「宍」は宀部と「肉」の古文の両方にある。肉は肉部にあり、「にくづき」も肉部にある。

【宛】下に「心」がつく異体字がある。

【官】説文では𠂤部にある。

【宜】「=vは異体字。手書きでは「=vが書かれることが多い。大徐、段注ともに篆文の他に古文が2つあるが、古文2は大徐と段注で微妙な差がある。
posted by トナン at 17:42| Comment(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

字体変遷字典(宇守宅完宏)

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【宇】大徐本と段注本の籀文の字体が異なる。説文の字体を楷書にすれば「𡧃」になるはず。康煕字典では「宇」と「㝢」は別に載っている。

【守】漱石は『坊っちやん』で「守」を「御留守」で2回、「留守」で1回の計3回使っているが、すべて草書で書いている。
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