2021年09月29日

字体変遷字典 【心】忌志忍忘忙

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【志】睡虎地秦簡や郭店楚簡を見ると、上部は「士」ではなく「之」のように見える。隷書では上部は「士」ではなく「土」。明治の漢字では上部が「土」を標準とし、「士」を許容とする。文部省活字は上部が「土」。
【忍】「刃」の点の打ち方が色々ある。
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2021年09月27日

字体変遷字典 【彳】徽【心】心必応

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【徽】通(用)字体と正(統)字体で画数が1画異なる。弘道軒と太宰治は正字体を書いている。説文と康煕字典は「糸」部にあるが、「巾」に従う異体字がある。
【必】説文では「八」部、五経文字では「戈」部、康煕字典では「心」部にある。
【応】「應」の新字体。説文の大徐本には「言」に従う異体字があるが、段注本には掲載されていない。康煕字典には「心」に従う字の他に「疒」に従う字があり、「應」の本字とする。大徐本と同じように「言」に従う字も掲載されている。弘道軒に「応」はあるが「應」はないのは意外。
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2021年09月01日

字体変遷字典 【彳】微徴徳徹

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【微】甲骨、金文では「彳」がない。説文に「彳」がない字体が「人」部に載っている。漢代では「耳」または「月」を含む字体でそれが南北朝期にも残っている。
【徴】康熙字典、当用漢字表は現在の日本よりも1画多い。当用漢字字体表で1画減った。南北朝および唐の楷書は現在の日本と同じように1画少ない字体。
【徳】泰山刻石と説文の字体が異なる。
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