2023年09月30日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿508

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「露次」

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「路地」を「露次」と書いている。
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夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿475

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「四辺(邉)に」

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現在なら「辺りに」とするところを「四辺(邉)に」と書いている。
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2023年09月29日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿359

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「伯父」

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現在なら「叔父」とするところを「伯父」と書いている。
※現在は父母の兄なら「伯父」弟なら「叔父」とするが、父の弟を「伯父」と書いている。これは単なる間違いなのか、『こころ』が書かれたころは父の弟でも「伯父」で良かったのか不明。
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2023年09月27日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿450

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「腸窒扶斯」

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「腸チフス」に「腸窒扶斯」を当てている。
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2023年09月26日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿430

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「其方退け」

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「そっちのけ」に「其方退け」を当てている。
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2023年09月22日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿430

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。

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「自烈たさうに」

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現代なら「焦れったそうに」「じれったそうに」とするところを「自烈たさうに」としている。
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2023年09月15日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿359

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「重な理由」

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現代なら「主な理由」とするところを「重な理由」としている。
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夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿358

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「悲酸」

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現代なら「悲惨」とするところを「悲酸」としている。
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2023年09月12日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿339

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「可笑しく」

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「おかしく」に「可笑しく」を当てている。
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2023年09月09日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿289

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「何か為ていた所」

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「し」に「為」を当てている。
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2023年09月07日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿287

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「何っちが」

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「どっちが」に「何っちが」を当てている。


「何方が」

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「どっちが」に「何方が」を当てている。

同じ「どっちが」に同じ原稿用紙で「何っちが」と「何方が」の2種類を当てている。
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2023年09月06日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿277

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「縁喜でもない」

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現代なら「縁起」とするところを「縁喜」としている。
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2023年09月04日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿266

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「入らっしゃると」

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現代なら「いらっしゃる」とするところを「入らっしゃる」と書いている。
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夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿251

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「余所で喰わずに」

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現代なら「よそ」または「他所」とするところを「余所」と書いている。


「卓布」

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「テーブルクロス」に「卓布」を当てている。
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2023年09月03日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿237

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿237

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「十年立っても二十年立っても」

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現代なら「経っても」とするところを「立っても」と書いている。
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2023年09月02日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿228

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「徐々」

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「そろそろ」を「徐々」と書いている。
例)徐々帰りませう。
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夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿208


夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

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「透き徹る」

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「透き通る」を「透き徹る」と書いている。
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