「大相撲」のデザインをするようになって6〜7年になるが、実は生で相撲を見たことがない。
一度は見に行かなくちゃ、とは思うのだが本場所がはじまると原稿が入ってくるのでなかなか行けない。
今場所こそは見に行こうと決めていた。
相撲記者の長山さんと両国駅で2時半に待ち合わせ。
両国駅の表示は相撲字? と思ってよく見ると勘亭流(芝居文字)。
長山さんから関係者チケットをもらい入場。
指定席券ではないので自由席で見なくちゃならないのだが、指定席ががらがらなので混んでくるまで指定席に座ろう。
2階席から土俵を撮るのに絶好の席が空いている。
そこに坐ってしばらくすると、どこかのカメラマンが来て「この席はプレス用なんですけど〜」。
なるほど撮影に絶好の席なわけだ。
3つほど後ろの席に移動。
売店で国技館名物の焼き鳥と常温の日本酒を買ってきて一杯はじめる。
焼き鳥は甘みを押さえたしょっぱめの味付けで酒が進む。
余談だが鳥は二本脚で立つので、相撲にはゲンがいいそうだ。
いい感じに酔ってきたところで中入り。
土俵では竹箒で土俵を手入れしている。
いよいよ幕内のそろい踏み。
写真を撮っているとカメラマンの水戸さんに遭遇。
「大熊さん、何してるんですか?」
「見学です」
「私よりいい写真撮らないでくださいよ」と冗談をいって去っていく。
高見盛登場。
永谷園だけで5本の懸賞が立つ。
場内では「味ひとすじの永谷園、お茶づけ海苔の永谷園、さけ茶漬けの永谷園、わさび茶漬けの永谷園、うめ茶漬けの永谷園……」と懸賞スポンサーの紹介がつづく。
スポンサーの紹介が終わるともう時間いっぱい。
テレビで見ていると、仕切りが長いように感じるが、あれはNHKが懸賞スポンサーの紹介の音声を切っているからなのだ、とはじめて知る。
高見盛のロボチャージ。
押し倒されたかと思ったが、朝赤龍の勇み足で高見盛の勝ち。
すべての取り組みが終わってもまだ6時。
国技館を出て、「江戸蕎麦 ほそ川」へと急ぐ大熊であった。
2006年01月13日
この記事へのコメント
コメントを書く