2006年01月14日
バガボンド21より
吉岡伝七郎が宮本武蔵に宛てたはたし状(立て札)。
本当に江戸初期に書かれていたように書いたら読者に読めないから、ぎりぎりの線か。
文体は漢文調ではなく、片仮名を使った読み下し文だが、一応歴史的仮名遣いを使っている。
さすがに句点はないが、読点を使っている。
書体は、行草はまったく使っていない。
字体は、常用漢字が混じっていて、「傳七郎」ではなく「伝七郎」になっている。
以上をまとめると、現代の読者を次のようにとらえているらしい。
●漢文調の文体は読めない。
●読点は文を読むためには必要不可欠。
●歴史的仮名遣いは理解できる。
●行書、草書などのくずし字は読めない。
●旧字は読めない。
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