
「於」の偏を「てへん」にするのには反対。片仮名の「オ」が「於」からできたことからもわかるように「方へん」は通用体では「オ」の形になる。「てへん」のようになるのは「オ」の形が略されたもので「てへん」ではない。
「昼」は「晝」の草体からできた略字。
さすがに「書」を「晝」と同様に略すことはなかった。
「朋」の略字は不採用。
「案」の許容体案は採用した方がよかったと思う。ただし「木」の最終画は払わない。
「条」は「條」の略字で古くから書かれており、空海も書いている。ただし許容体案では右ハライが2カ所あるが、このような書き方はない。
「森」の許容体案は同じ部品が3つあるときの書き方で、「澁(渋)」には採用されている。
「樅」の許容体案は通用体。現在の「従」は正字体と通用体の折衷案だが用例はある。