2009年06月12日

『漢字整理案』「許容体案」13頁 文部省普通学務局 大正8年7月

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「欠」はもともと別の字だが江戸時代には混同されている。

「続」は「續」の草書をさらに略した字。

「聡」は『干禄字書』に通としてとりあげられている字。

「脇」は同じもの3つを略す書き方。「澁(渋)」「塁」と同様。

「胆」は「タン」という音の「旦」を仮借した字。

「与」は「與」の略字ではなく『説文解字』にも載っている字体。

「臼」をくずして書いた形が「旧」で、古くは「臼」を「旧」の字体で書いていたが、江戸時代に「舊」の略字として「旧」が書かれるようになり、「旧」の形で書かれていた「臼」は「臼」の字体に戻った。「旧」は「縦線+日」ではなく「縦線+縦線+ヨ」であって「縦線+縦線」は「ヨ」の左右反対の形をくずしたもの。
http://tonan.seesaa.net/article/121154438.html
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