2009年06月18日

書き順と字体の密接な関係

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「印」の偏の縦線は明朝体でも教科書体でも下に出る。

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「北」では明朝体は縦線が下に出るが教科書体では出ない。

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伝統的な楷書では「印」の偏の縦線が下に出ない。

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学校で教わる「印」の書き順はこうなっている。

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学校で教わる書き順でボクも書いてみたが、これだと縦線が下に出る。

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伝統的行書で書き順を確認してみた。

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伝統的楷書や行書ではこのような書き順になっているようである。
しかも一画目の線の方向も左から右に書く。
この書き順で書けば、「印」の偏の縦線は下に出ない。
学校で教えている「印」は字体も書き順もともに手書きの文字としては一般的ではない。

書き順と字体との間には密接な関係がある。

「北」の教科書体が手書きの文字として一般的な字体なのは、教えている書き順が手書きの文字として一般的だからだ。
もし「状」の偏と同じような書き順で書けば明朝体の「北」と同じような字体になるはずである。

なお、「印」の最終画は止めても止めなくても良いのは言うまでもない。
posted by トナン at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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