2009年07月29日

『漢字整理案』「許容体案」15頁 文部省普通学務局 大正8年7月

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「賎」は「賤」の草書の字体。「践」も同様。
「輕」は正字で許容体案は通用体。唐代の楷書では許容体案の字体を書く。
「轟」の許容体案は江戸時代には頻繁に使われた略字。「澁―渋」と同様の略し方。「森」も同様に略す。
「弁」は「辨」「辯」「瓣」とはもともとは別字。
「辞」は中国の南北朝の時代から使われている字体だが「辭」の偏がなぜ「舌」になるのかわからない。
「醱」の「發」がなぜ「発」になるのかわからない。少なくとも草書の字体ではない。
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