2009年08月13日

さいたま市の「さ」(その後)

拙著『文字の骨組み 字体/甲骨文から常用漢字まで』の198頁に書いた「さいたま市の「さ」」のその後です。
知人がさいたま市のポスターを作ったところ、市から「「さ」の最後の画がつながっているものを使ってください」と言われたそうです。
知人は「ロゴならそのデータをください」と言ったそうですが、「ロゴではないけどつながっているフォントを使って下さい」と言われたとか。
今日、さいたま市に電話して確認してみました。
◎さいたま市では市役所内の文書、さいたま市が発行する印刷物には「つながった「さ」」を使うことを内規で決めている。
◎もちろん市民が市役所に提出する文書はつながっていても離れていても構わない。

とのことです。
変更してほしい、と言われたフォントはモリサワの「新ゴシック」です。つまり、さいたま市役所の仕事では「新ゴシック」は使用禁止なのです。
どうする? モリサワさん。

posted by トナン at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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