中国ではカーリングを「冰壺」というらしい。
「氷」を中国では「冰」と表記する。
「氷」よりも一画多いぞ。

ニスイは氷の粒を表し,元々はニスイだけだったものが,後に「水」が付いた。
『説文解字』を参照すれば「冰」が正字なのがわかる。
ただし欧陽詢の「九成宮醴泉銘」などにも「冰」が使われているので,「冰」は『説文解字』に倣って人工的に作られた文字ではなく,「冰」と「氷」の両方の字体が使われていて,『説文解字』を根拠に「冰」を正字とし,「氷」を通体としたものだろう。
「冰」と「氷」のどちらが多く使われているかといえば,「氷」の方だろう。
正字を使うことが多い顔真卿(「多宝塔碑」など)も通体の「氷」を書いている。
なお,「冰」,「氷」の俗字の「凝」は『説文解字』にも載っている。
ところで「冰壺」の「壺」はなんだろう?
ストーンのことか?