2011年02月23日

『字体変遷字典』03-4 侃供侠佼使侍侮併侭


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【侃】旁が「品」の字体が干禄字書で〈俗〉になっている。「侃」の旁と「品」は草書では同じになる。草書の「侃」の旁を「品」と間違えてできた誤字だとおもう。
【使】甲骨と西周金文にはニンベンがない。草書(十七帖)の字体はニンベンを含むのか、含まないのか? 江戸版本には草書の字体にニンベンを加えたものがある。
【侍】江戸版本では草書が多く使われ、行書は少ない。
【併】4種類の正字の字体がそれぞれ違う。
posted by トナン at 15:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「侍」の正字体楷書に「使」が入っています。
Posted by 小駒 at 2011年02月24日 10:57
小駒さん、いつもありがとうございます。
修正しました。
Posted by 大熊肇 at 2011年02月24日 12:26
「侠」ですが、第3水準にあり人名用漢字の正字体は親字に掲げないのですか。
Posted by 小駒 at 2011年02月25日 16:14
小駒さん、感謝。
手元のデータは修正しました。
他にも2004年以降の人名用漢字が抜けていることに気付きました。
Posted by 大熊肇 at 2011年02月25日 21:06
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