2011年07月19日
『字体変遷字典』06-4 【八】兵具其典
【兵】現在の字体で書かれるようになったのは、中国の南北朝期あたりらしい。
【具】中国の南北朝期以降は「具」ではなく「具」と書かれることが多い。干禄字書、九経字様、康煕字典、文部省活字、現代中国も「具」。
【其】『説文解字』『甲骨文編』『金文編』に「其」では掲載されず、「箕」として掲載。『甲骨文編』『金文編』などをまとめた『古典文字字典』には「其」は「箕」の籀文とある。白川静は「其」は「箕」の元の字としている。
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