2011年11月21日
「処」は「處」の略字じゃないよ
「処」は「處」の略字ではなく、紀元前からある異体字。
金文の字体を見ると「処」の左側は「人」のようだ。
「処」「處」それぞれに正字体と通用体がある。
馬王堆の字体が「処」の通用体。
五経文字で〈俗〉としている字体が「處」の通用体。
漱石は「処」「處」両方の字体を使うが、「処」は「ところ」と訓読みする場合1度だけ。音読み及び熟語の場合は「處」を使う。
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