2012年05月22日

【刀】利券刻刷刺制


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【刻】一画目は説文篆文、五経文字、康煕字典は共に横線。通用体活字と漢字整理案に異体字がある。康煕字典の古文は根拠を確認できない。
【刺】睡虎地秦簡や漢以降に書かれた字体を見るかぎり、説文篆文の字体は誤りなのではないか。
posted by トナン at 23:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
字体変遷字典【刀】利券刻刷刺制で、「「刻」の康煕字典の古文は根拠を確認できない。」とありますが、『玉篇』に掲載されている古文です。
Posted by 小駒 at 2012年05月24日 10:49
小駒さん、コメントありがとうございます。
「刻」について、古文の実際の使用例がみつからないという意味です。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2012年05月24日 16:24
『康熙字典』は凡例(10番目の条)に
「集内に載する所の古文、『説文』『玉篇』『広韻』『集韻』『韻会』の諸書を除く外、兼ねて経史の音釈及び凡そ子集、字書に采り」
とあるように、先行の字書、韻書などで「古文」の注記とともに掲出された字を掲載しています。実際に使用された字を掲げているというわけではないので、『康熙字典』の古文は他の文献に使用例が見つからないほうが普通だと思います。もちろん、中には「禮」や「佛」の古文のような例もありますが。
それから、『康熙字典』には「制」や「別」にも古文が載っていますが、こちらは取り上げなくていいのでしょうか。
Posted by 小駒 at 2012年05月25日 18:28
小駒さま
説文に古文が載っていて、康煕字典にも同じ古文が載っている場合のみ、康煕字典の古文を掲載する方針だったのでした。
「刻」の場合は、説文に古文がないので、康煕字典の古文も掲載しない方向で修正します。
ただし、康煕字典に載っている古文が、実際の古文にある場合は掲載します。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2012年05月25日 21:04
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