2012年05月22日
【刀】利券刻刷刺制
【刻】一画目は説文篆文、五経文字、康煕字典は共に横線。通用体活字と漢字整理案に異体字がある。康煕字典の古文は根拠を確認できない。
【刺】睡虎地秦簡や漢以降に書かれた字体を見るかぎり、説文篆文の字体は誤りなのではないか。
この記事へのトラックバック
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
「刻」について、古文の実際の使用例がみつからないという意味です。
「集内に載する所の古文、『説文』『玉篇』『広韻』『集韻』『韻会』の諸書を除く外、兼ねて経史の音釈及び凡そ子集、字書に采り」
とあるように、先行の字書、韻書などで「古文」の注記とともに掲出された字を掲載しています。実際に使用された字を掲げているというわけではないので、『康熙字典』の古文は他の文献に使用例が見つからないほうが普通だと思います。もちろん、中には「禮」や「佛」の古文のような例もありますが。
それから、『康熙字典』には「制」や「別」にも古文が載っていますが、こちらは取り上げなくていいのでしょうか。
説文に古文が載っていて、康煕字典にも同じ古文が載っている場合のみ、康煕字典の古文を掲載する方針だったのでした。
「刻」の場合は、説文に古文がないので、康煕字典の古文も掲載しない方向で修正します。
ただし、康煕字典に載っている古文が、実際の古文にある場合は掲載します。