2013年07月21日

たくさんの異体字がある「兎」


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「兎」は、甲骨文にはたくさんの例がありますが(6種類だけ紹介)、金文の例がみえません。

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などたくさんの異体字がありますが、もっとも多く書かれてきたのは「兔」です。
五経文字では「兔」の最終画が点ではなく横線。
康煕字典では「兔」を本字とし、「兎(兎ではない)」を俗字とします。
「兎」は中国では明代に書かれはじめたようです。
江戸時代は「莵」の使用例が多いようです。
弘道軒が見慣れない字体を採用していますが、漱石も弘道軒と同じ字体を書いています。
弘道軒の字体は、明治時代には普通に書かれていた字体なのかもしれません。
驚いたことに文部省活字も同じ字体です。

※上記テキストは環境によって表示される字体がかわっている可能性があります。字体は画像で確認してください。
posted by トナン at 20:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うさぎの字体はたくさんあり、画数も違っていて何を採ったらいいのか困ります。
Posted by jian at 2018年10月02日 12:45
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