2015年12月09日

字体変遷字典・【土】地均坑坐

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【坐】漱石は「坐敷」、「座敷」の両方を使うが、「坐る」とは書くが「座る」とした例はない。太宰は「坐る」として「座る」とは書かないが、「歌舞伎座」、「上座」、「銀座」のような場合は「座」を用いている。
posted by トナン at 16:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「坐」と「座」については当用漢字以前には使い分けが一般的に行われていたようです。
『大字典』「坐」の項には「後广(いへ)を加へ座と書きて座をば専らすわる場所、居處・敷物等名詞に用ひ、坐をすわるといふ動詞に用ふ」とあります。漱石、太宰はこれに従っていたのだと思います。『新潮日本語漢字辞典』にも「伝統的には「坐」を動詞の「すわる」に、「座」を名詞の「すわる場所」に使い分ける」と書きました。特に「すわる」については「座る」は当用漢字以前の例は見たことがありません。昭和23年の当用漢字音訓表にも「座」に「すわる」の訓はありません。昭和48年の改定音訓表ではじめて「座る」が認められました。
Posted by 小駒 at 2015年12月22日 18:22
小駒様、ありがとうございます。
漱石と太宰では「坐」と「座」の使い分けがちょっとだけ異なるようです。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2016年01月26日 15:01
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