
【埜】「埜」は康煕字典に親字として「土」の部首に載っているが、「野」の古文としても載っている。
【堀】「堀」を引くと説文篆文1だけが出てくる字書と、説文篆文1と説文篆文2の両方が出てくる字書ががあるが、これらは異体字なのだろうか、別字なのだろうか。
【堪】旁の「匹」をくずすと「正」の草書と同じ形になる。そうしてできた異体が魏の正始石経。
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この場合「屈」は『説文解字』の尾部にあり、「从尾出聲」としていて説文1の形になっています。これに従って『説文解字注』が「堀」の小篆を改めたのでしょう。「崛」「掘」も『説文解字』で説文1の形になっていますから『説文解字注』の改変は恐らく正しいと思われます。
いやあ、勉強になるなあ。
では大徐本が説文篆文1の形ですが、異本があるのかな?
ちなみに、ボクが持っている大徐本は香港太平書局出版というものですが、説文篆文2です。