2016年03月20日

字体変遷字典(【土】堅堺場堕)


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【堅】なぜか康煕字典の土部の8画に集録されている。どう数えても9画なのに。
【堺】「堺」「界」「畍」は元々は異体字。江戸期には「堺」「堺目」と「世界」「天界」のような使い分けがある。
【場】干禄字書に3例、五経文字に2例、合計で5つの字体があるが、音の違いが説明されているだけで、どれが正字体かわからない。
【堕】説文では「阜」部にある字。
posted by トナン at 19:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「堅」がなぜ『康熙字典』の土部八画にあるかというと「臣」を六画と数えるからです。「臣」は六画の部首です。「匚」の部分を二画に数えるのです。上の「一」を一画、残りの部分を一画と数えます。「臣」はいま学校では「匚」の部分を三画と数え、総画数七画で教えています。だから学校では「堅」の総画数は一二画ですが、『康熙字典』や『大漢和』では総画数一一画です。
『康熙字典』の画数の数え方が今の常識と違う例で有名なものに「此」の総画数が五画というのがあります。「此」は止部の二画にありますが、「此」が字の一部になるときは五画と数えます。だから、『康熙字典』では「紫」は糸部五画、「柴」は木部五画、「些」は二部五画、「雌」は隹部五画にあります。「止」の三画目と四画目を一筆で書くのです。
Posted by 小駒 at 2016年03月22日 18:26
小駒さま。
勉強になりました。
感謝感謝。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2016年03月23日 06:10
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