2017年06月26日

築地活版所の7.5ポイントかなあ?

Kose no Kenkyu 001.jpg

新潮社の小駒さんから奨められた本。
『校正の研究』編集者:大阪毎日新聞社校正部 印刷社:明治印刷株式会社 発行所:大阪毎日新聞社/東京日日新聞社 発売所:春陽堂(昭和4年11月発行)。
内容を奨められて買ったのだが、活字がめずらしい。
初刷りを買ったので活字サイズが縮んでいないはず。
測ってみるとぴったり7.5ポイントでありました。
posted by トナン at 15:25| Comment(5) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「校正の研究』本文活字はp266によれば大阪毎日新聞で「7ポイント」と言っている新聞の本文活字のようです。ルビ付き活字で3字ルビもあり(p315)、ひらがなの「え」は「江」になります。
Posted by 小駒 at 2017年07月10日 08:05
追記です。大熊さんがお買いになった昭和4年11月春陽堂版は春陽堂の初版ではありますが、初刷りではありません。昭和3年に大阪毎日新聞社、東京日日新聞社刊、発行のものが出ています(私の持っている本も春陽堂の初版です)。このことは先日もお話ししたつもりだったのですが。
だから、春陽堂のは初版なのに書評がついています。国会図書館蔵は2冊とも春陽堂版。CiNiiによれば、春陽堂版を所蔵している図書館が23館、昭和3年版を所蔵しているところが25館あります。記憶では昭和3年版は並製本でした。
実質2版ですが活字の大きさはほとんどかわらないと思います。
Posted by 小駒 at 2017年07月10日 10:20
小駒さん、コメントありがとうございました。
小さい方の活字は、実測で7ポイント半あります。これは誤差がまったくないぴったりの大きさです。これ、不思議です。
不思議1は、7ポイントと書いてあるものが7ポイント半あること。
不思議2は、初刷りでないのに縮んでいないこと。

不思議2について考えたのですが、紙型をとるばあい、最初に組んだ活字を組んだ状態で、ボクなら2つとります。
1枚は印刷用、もう1枚は2刷り用です。
これなら初刷りと2刷りは同じ大きさになるはずです。
縮むのは3刷り以降ということになります。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2017年07月10日 19:16
活字のサイズは大熊さんが測ったとおり7.5ポイントなんだろうと思います。大阪毎日新聞ではこの活字を5号と呼んで使っていたそうですから(p266)、実際のサイズはあんまり関係ないのかも。紙型のほうも、90年近く前のことですから真相は永遠の謎ですね。
こうなると大阪毎日新聞の本紙を見てみたくなりますが、国会図書館も大阪の新聞は持っていないでしょうし。毎日新聞大阪本社は持っていないのかなあ。大阪も空襲ひどかったらしいですね。ひらがなの「江」がなんでこうなったかも謎ですね。昭和初期には変体仮名の活字はもうほとんど使われてないはずですが。

Posted by 小駒 at 2017年07月10日 21:11
小駒さん、コメントありがとうございます。

7.5ポイントを五号とはめずらしいですね。
通常はアメリカンポイントの10.5ポイントなのに。

「紙型はいつ縮むの?」
http://tonan.seesaa.net/article/451707191.html
のとおり、つぎの4つの行程で縮むそうです。

〈まとめ〉
1)鉛が凝固するときに縮む。
2)紙型には湿式と乾式があり、乾燥するときに縮む。湿式の方がより縮む(3%程度)。
3)鉛が冷めるときに縮む。対処法として、なるべく低い温度で溶かす。
4)鉛の熱で『紙型』が乾燥して(焦げて)収縮する。

紙型は縮むときは初刷りでも縮むし、うまくやれば2刷り、3刷りでもあまり縮まないのでしょうね。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2017年09月07日 16:10
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