【寡】干禄字書の〈通〉が五経文字では〈石経〉に訂正されている。
【寧】当用漢字表に印刷されたのは「寧」、正誤表で訂正されたのが「寧」。「寧」は戦前からあったようだ。
【實】「実」は「實」の草書からできた字体だろう。「実」は当用漢字表の発表の時点であったし、太宰も使っている字体だから、たぶん戦前から普通に使われていたのだろう。
【寛】康煕字典の親字が点のある「寛」で、文部省活字も当用漢字表の字体も点のある「寛」。昭和24年の当用漢字字体表で点のない「寛」に改められた時点で岩田母型製造書には点のない「寛」の母型はなかった。

