2020年05月11日

字体変遷字典:【山】岐岡岳岸

【岐】2020年に教育漢字の小学4年生に配当された。説文には「支+邑」の字体で邑部にあり、或体として「岐」が載っている。南北朝期以降に「咎なし点」がついた例がある。上代から平安にかけて「山」を「止」と間違えた例がある。漱石の字体の知識には驚愕する。

【岳】「嶽」と異体字。漢代の魯俊碑、南北朝期の元継墓誌は説文の古文に倣った字。五経文字では「岳」を象形、「嶽」を形声とする。康煕字典には「岳」と「嶽」が別々にあるが、「嶽」の古文としても「岳」がある。南北朝期、日本の平安時代に「岳」の「山」を「止」に誤る例が見える。「嶽」の「山」を下部に移構する異体字があった。

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posted by トナン at 15:25| Comment(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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