2023年08月30日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿197

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

こころ197.jpg


「幾何」

こころ197-1.jpg

「幾ら」を「幾何」を書いている。
例)幾何本を読んでも


「所為」

こころ197-2.jpg

「せい」に「所為」を当てている
例)思う所為でしょう
posted by トナン at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック