2023年09月07日

夏目漱石の文字遣い 『こころ』手書き原稿287

夏目漱石の『こころ』の手書き原稿の復刻版(岩波書店)を手に入れて、字体を検証しているところなのですが、漱石独特の文字遣いや当て字も興味深いので、気がついたものをアップします。
※仮名遣いは現代仮名遣いにします。

こころ287.jpg

「何っちが」

こころ2・287-1.jpg

「どっちが」に「何っちが」を当てている。


「何方が」

こころ2・287-2.jpg

「どっちが」に「何方が」を当てている。

同じ「どっちが」に同じ原稿用紙で「何っちが」と「何方が」の2種類を当てている。
posted by トナン at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 文字あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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