【暑】点が付くか付かないか。康煕字典、文部省活字、当用漢字表には点が付く。当用漢字字体表で点がなくなるが、岩田母系製造所に点のない活字ははなかった。手書きの字に点を付けることはほとんどないが太宰治は点を付けている。
【晶】江戸版本の下部は同じ部品が3つある場合の省略法で、現在の「澁―渋」にも残っている。
【晴】説文解字では「夕+生」の字体。
【晩】手書きで書かれている字体は「晚」が多く、康煕字典も中国、台湾、香港で使われている字体も「晚」。「晩」を採用しているのは日本だけ。
【暢】説文解字の田部に掲載されている。説文不録とする資料もある。
【暮】「暮」と「莫」を同字種とする資料と、別字種とする資料がある。「暮」は説文不録。「莫」は茻部に掲載されている。
【暴】説文解字の日部と本部に異なる字体が載っており、日部の字に古文がある。段注本には古文が載っていない。
【曜】説文解字には不録で、火部に「燿」がある。干禄字書には「耀」が〈通〉として載っている。「耀」はJISの第一水準にある。
【曝】太宰治は『人間失格』の中で印刷本で「曝露」となっているところを手書き原稿では「暴露」と書いている。
【曝】説文解字には「曝」は不録で代わりに「暴(下部は米)」が載っている。干禄字書では「曝」を〈通〉、「暴(下部は米)」を〈正〉としている。段注本には古文が載っていない。
【曲】説文解字の段注本には古文の説明に「小徐無」とある。
【曽】「曽」は「曾」の簡易慣用字体だが、2010年(平成22年)に常用漢字表に追加されたため、「曾」は旧字体と位置づけられた。簡易慣用字体とは表外漢字字体表に示された文字のうち、使用実態を踏まえて、印刷標準字体と入れ替えて使用してもよいと判断された文字のことで、2000年12月に国語審議会において印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障がないと、最終答申がなされた漢字の字体で、以下の22字:唖、頴、鴎、撹、麹、鹸、噛、繍、蒋、醤、〈曽〉、掻、〈痩〉、祷、屏、并、桝、〈麺〉、沪、芦、蝋、弯。「曽」、「痩」、「麺」は、2010年常用漢字追加に採用された。2004年「芦」、2009年「祷」が人名用漢字に採用された。
【曹】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。康煕字典の「曰」の6画に掲載されているが、何度数えても7画なので誤って異体字の画数に掲載したのかも。
【最】説文解字と五経文字では「冃」という不思議な部首に分類されている。
【曾】「曾」の簡易慣用字体の「曽」が、2010年(平成22年)に常用漢字表に追加されたため、「曾」は「曽」の旧字体と位置づけられた。簡易慣用字体とは表外漢字字体表に示された文字のうち、使用実態を踏まえて、印刷標準字体と入れ替えて使用してもよいと判断された文字のことで、2000年12月に国語審議会において印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障がないと、最終答申がなされた漢字の字体で、以下の22字:唖、頴、鴎、撹、麹、鹸、噛、繍、蒋、醤、〈曽〉、掻、〈痩〉、祷、屏、并、桝、〈麺〉、沪、芦、蝋、弯。「曽」、「痩」、「麺」は、2010年常用漢字追加に採用された。2004年「芦」、2009年「祷」が人名用漢字に採用された。
【月】漢字整理案に辞典体で「前」などに使う「舟月」、「明」などに使う「月」、「胃」などに使う「肉月」を、標準体に統合することが示されている。当用漢字表までは漢字整理案の標準体だったが、当用漢字字体表で漢字整理案の「肉月」の字体に変更された。

