2025年12月06日

字体変遷字典 【⺼】有服朋朔朕

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【有】説文解字では「有」部に分類されている。「月(にくづき)」の字らしい。

【服】旧字体の「服」の偏は「⺼(ふなつき)」だった。説文解字でも「舟」部に分類されている。五経文字も「舟」部に分類。康煕字典には「⺼」部にあるが、字体は「⺼(ふなつき)」。当用漢字表では偏が「⺼(ふなつき)」だったが当用漢字字体表で「月」に変更された。

【朋】甲骨と金文を見るかぎり、この字の部品は「⺼」でも「月」でも「⺼」でもないようだ。
旧字体とされる「朋」があるが、いつまでが旧字体でいつから新字体になったのかわからない。安岡孝一先生の見解では〈「朋」は形声の「萠」の部品で、「朋」と「朋」は別字と考える〉とのことである。弘道軒の字体は「⺼(ふなつき)」っぽい。古くから「用」と見間違えそうな字体が使われており、それを漱石も書き、漢字整理案にも載っている。

【朕】説文解字には「舟」部に載っている。康煕字典には「⺼」部に載っているが字体は「⺼(ふなつき)」。文部省漢字の字体は「⺼(ふなつき)。当用漢字表では「⺼(ふなつき)」ではなく「月」。
posted by トナン at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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