2026年01月30日

字体変遷字典p.420–421 【木】杖杉束村杜杢

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【杖】JIS2004で例示字体が「杖」から「杖」に変更された。太宰は咎なし点を書いている。司馬顕姿墓誌が「扌(てへん)」なのは誤字か。

【杉】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。説文解字の大徐本には「杉」はなく代わりに「檆」を用い、「檆」には「今俗作杉」とある。段注本には「檆」は掲載されていない。「檆」は康煕字典に「杉本字」とある。江戸版本では「瘁vが圧倒的な多数派で「杉」は少数。江戸版本では旁を「分」につくることもあるが「枌」は「杉」とは別字種。

【村】「村」は説文解字に不録で代わりに「邨」を用いる。『後藤朝太郎教育上より見たる明治の漢字』では「邨」を〈標準〉、「村」を〈許容〉とする。『陸軍幼年学校用字便覧』では「邨」を〈本字〉とする。

【杜】倪寛伝賛は唐の褚遂良の書と伝わるが宋時代の作とする説もある。
posted by トナン at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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