http://tonan.seesaa.net/article/74943664.html
に書いたように、「齊・斉」は「セイ」と読む字で、「齊藤」を「サイトウ」と読むのは例外ですが、もう一つ例外があります。
第37代天皇の「齊明天皇・斉明天皇(さいめいてんのう)」です。
在位期間は655年1月3日から661年7月24日ですから、飛鳥時代は「齊・斉」を「サイ」と読んだのかもしれません。
でも、「齊明天皇・斉明天皇」の記述が、いつ書かれたものかが問題なのです。
http://tonan.seesaa.net/article/75457762.html
に書いたように江戸時代には、「齋」も「齊」も、「斉」と書かれるので、その時代の写本であれば、「齋明天皇」のつもりで「斉明天皇」と書かれている場合もありうるのです。
2008年01月01日
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ありがとうございます。
こういう例、けっこうあるのかもしれませんね。
残念ながら、「斉明天皇」という名は、飛鳥時代につけられたものではないようですよ。
もともと「斉明天皇」と書いて「さいめいてんのう」と読んでいたのか、元は「斎明天皇」と書いていて後に「斉明天皇」と書いたのかどっちなんでしょう?