府川さんの築地電子活版のサイトから引用します。
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戦前の文部省活字には、Aの系統の文字とBの系統の文字が混ざっています。文部省活字は昭和10年から国定国語教科書に採用され、硬筆手本としても使われました。ただし、書写(毛筆)の授業ではAの系統の文字を教えていたようです。それは江守さんの『解説 字体辞典』および府川さんの『聚珍録』の「第一篇 字體」に掲載されています。
実は書道字典の多くは漢和辞典と逆で、Bの系統の文字を無視しています。「干禄字書」「五経文字」「九経字様」「開成石経」顔真卿の「竹山聯句」などが載っている書道字典は希です。ただし見出しの活字はBの系統の文字を使っていますが。
上記の本には、子供の書き初め大会で、Aの系統の文字を書いてあったら落選、という話がありますが、大人の書道展では逆で、Bの系統の文字を書いていったら落選するかもしれません。
書道字典は、Bの系統の文字も載せた上で「書家がこの字体を書くと恥ずかしい」というようなことを表記した方がよろしいかとおもいます。



