2026年01月12日

字体変遷字典 【木】机朽朱朴杏材杓条

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【朽】説文解字に「㱙」が載っており、その或体として「朽」が載っている。康煕字典に「朽」と「㱙」が別の部首に載っている。説文解字と康煕字典に「𣏓」は不掲載。「朽」の異体字として使われる「𣏓」は「杇(オ)」(JIS第3水準・こて。壁を塗る道具。また、こてで壁をぬる)の異体字としても使われる。漱石は「𣏓」を書いている。

【朴】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。

【杓】JIS2004で例示字体が「杓」から「杓」に変更された。

【条】「條」の略字。当用漢字字体表で採用された。
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2025年12月21日

字体変遷字典 【木】木札本末未

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【木】小学校4年生のときに担任から「『木』の縦線は止めること。はねてはいけない」といわれた。3年生のときから通っていた書道教室の先生にそのことをいうと「『木』の縦線は止めてもはねてもどちらでもよい」といわれた。これがきっかけで私は文字に興味を持ち、今この字典を作っている。当用漢字字体表の前文にどちらでも良い例として、「木」の縦線を止める例とはねる例が載っている。漢字整理案に「木」の縦線を止める例を「字典体」、はねる例を「標準体」とある。

【本】張猛龍碑の字体は誤字か。当用漢字表の字形は縦線の途中がかすれていて「夲」にも見えるが「本」。

【未】説文解字では「木」部ではなく「未」部に掲載されている。
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2025年12月06日

字体変遷字典 【⺼】有服朋朔朕

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【有】説文解字では「有」部に分類されている。「月(にくづき)」の字らしい。

【服】旧字体の「服」の偏は「⺼(ふなつき)」だった。説文解字でも「舟」部に分類されている。五経文字も「舟」部に分類。康煕字典には「⺼」部にあるが、字体は「⺼(ふなつき)」。当用漢字表では偏が「⺼(ふなつき)」だったが当用漢字字体表で「月」に変更された。

【朋】甲骨と金文を見るかぎり、この字の部品は「⺼」でも「月」でも「⺼」でもないようだ。
旧字体とされる「朋」があるが、いつまでが旧字体でいつから新字体になったのかわからない。安岡孝一先生の見解では〈「朋」は形声の「萠」の部品で、「朋」と「朋」は別字と考える〉とのことである。弘道軒の字体は「⺼(ふなつき)」っぽい。古くから「用」と見間違えそうな字体が使われており、それを漱石も書き、漢字整理案にも載っている。

【朕】説文解字には「舟」部に載っている。康煕字典には「⺼」部に載っているが字体は「⺼(ふなつき)」。文部省漢字の字体は「⺼(ふなつき)。当用漢字表では「⺼(ふなつき)」ではなく「月」。
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2025年11月20日

字体変遷字典402〜411頁

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【暑】点が付くか付かないか。康煕字典、文部省活字、当用漢字表には点が付く。当用漢字字体表で点がなくなるが、岩田母系製造所に点のない活字ははなかった。手書きの字に点を付けることはほとんどないが太宰治は点を付けている。
【晶】江戸版本の下部は同じ部品が3つある場合の省略法で、現在の「澁―渋」にも残っている。
【晴】説文解字では「夕+生」の字体。
【晩】手書きで書かれている字体は「晚」が多く、康煕字典も中国、台湾、香港で使われている字体も「晚」。「晩」を採用しているのは日本だけ。

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【暢】説文解字の田部に掲載されている。説文不録とする資料もある。
【暮】「暮」と「莫」を同字種とする資料と、別字種とする資料がある。「暮」は説文不録。「莫」は茻部に掲載されている。

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【暴】説文解字の日部と本部に異なる字体が載っており、日部の字に古文がある。段注本には古文が載っていない。
【曜】説文解字には不録で、火部に「燿」がある。干禄字書には「耀」が〈通〉として載っている。「耀」はJISの第一水準にある。
【曝】太宰治は『人間失格』の中で印刷本で「曝露」となっているところを手書き原稿では「暴露」と書いている。
【曝】説文解字には「曝」は不録で代わりに「暴(下部は米)」が載っている。干禄字書では「曝」を〈通〉、「暴(下部は米)」を〈正〉としている。段注本には古文が載っていない。

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【曲】説文解字の段注本には古文の説明に「小徐無」とある。
【曽】「曽」は「曾」の簡易慣用字体だが、2010年(平成22年)に常用漢字表に追加されたため、「曾」は旧字体と位置づけられた。簡易慣用字体とは表外漢字字体表に示された文字のうち、使用実態を踏まえて、印刷標準字体と入れ替えて使用してもよいと判断された文字のことで、2000年12月に国語審議会において印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障がないと、最終答申がなされた漢字の字体で、以下の22字:唖、頴、鴎、撹、麹、鹸、噛、繍、蒋、醤、〈曽〉、掻、〈痩〉、祷、屏、并、桝、〈麺〉、沪、芦、蝋、弯。「曽」、「痩」、「麺」は、2010年常用漢字追加に採用された。2004年「芦」、2009年「祷」が人名用漢字に採用された。
【曹】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。康煕字典の「曰」の6画に掲載されているが、何度数えても7画なので誤って異体字の画数に掲載したのかも。

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【最】説文解字と五経文字では「冃」という不思議な部首に分類されている。
【曾】「曾」の簡易慣用字体の「曽」が、2010年(平成22年)に常用漢字表に追加されたため、「曾」は「曽」の旧字体と位置づけられた。簡易慣用字体とは表外漢字字体表に示された文字のうち、使用実態を踏まえて、印刷標準字体と入れ替えて使用してもよいと判断された文字のことで、2000年12月に国語審議会において印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障がないと、最終答申がなされた漢字の字体で、以下の22字:唖、頴、鴎、撹、麹、鹸、噛、繍、蒋、醤、〈曽〉、掻、〈痩〉、祷、屏、并、桝、〈麺〉、沪、芦、蝋、弯。「曽」、「痩」、「麺」は、2010年常用漢字追加に採用された。2004年「芦」、2009年「祷」が人名用漢字に採用された。
【月】漢字整理案に辞典体で「前」などに使う「舟月」、「明」などに使う「月」、「胃」などに使う「肉月」を、標準体に統合することが示されている。当用漢字表までは漢字整理案の標準体だったが、当用漢字字体表で漢字整理案の「肉月」の字体に変更された。
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2025年04月30日

4割終わったところで見直し作業中

『字体変遷字典』が4割終わりました。
ただいま終わったところまで見直し作業をしています。
主に『説文解字』の大徐本と段注本の差を見ていますが、これが実に興味深い。
まだ先が長いです。
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2025年04月19日

字体変遷字典 392−401頁

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【旺】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。「暀」を異体字とする資料がある。
【昆】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。

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【昇】説文不録で新附で取り上げられた字。南北朝よりも前の使用例が見つからないので説文で不録になるのも頷ける。説文新附の字体に従った例が見えない。
【昌】説文の時代の前後を見ても説文と同じ字体がみつからない。九経字様は説文の字体に従って下の「日」の左上を空けている。
【明】説文解字と康煕字典で秦篆と古文の字体が逆。岩田母型製造所は「月」の横線が縦線に接していない字体を旧字体、横線が縦線に接している当用漢字字体表の字体を新字体と認識していたようだ。
【映】説文不録で新附で取り上げられた字。南北朝よりも前の使用例が見つからないので説文で不録になるのも頷ける。

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【春】説文の字体は春秋の金文にほぼ合致している。説文の字体「萅」が漢代には「春」になるが、なぜこの字体になるのか不明。「萅」と「春」は別系統の字体なのかもしれない。

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【昧】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。
【晦】JIS2004(JIS X 0213:2004)で例示字体が「晦」から「晦」に変更された。
【晃】「晃」と「晄」は文字の部品の位置が異なる「異構」や「同用字」といわれる関係の字。「晄」は説文解字の字体。康煕字典では「晃」と「晄」を同字としている。
【晒】説文解字では「晒」は不録で「曬」を「暴也」としている。康煕字典には「晒」の項目に「『字彙補』興曬同」とある。大陸中国では「曬」を使わず「晒」だけを使っており意味は「冷遇する」だ。

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【書】「書」は本書が参照している『JIS漢字字典』では「日」部に分類されているが、他の字典にはに「曰(いわく・ひらび)」部に分類、「聿(いつ・ふでづくり)」部に分類、「日・曰」を一緒にした部首に分類、と4種類の分類がある。説文解字は「聿」に分類、康煕字典は「曰」に分類、五経文字は「又」に分類している。五経文字は「聿」を手で筆を持つ形とし手を「又」と解釈して「又」部に分類したのだろう。
【晦】JIS2004で例示字体が「晦」から「晦」に変更され、画数が一画増えた。
【景】「京」の「口」を「日」にした字体が多く見られる。
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2024年03月30日

字体変遷字典362―371

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【掃】説文には不録で、篆書では「埽」を使う。干禄字書では、「掃」を〈通〉、「埽」を〈正〉とし、異体字の扱いにしている。
【捻】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。


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【揃】JIS2004で例示字形が改定された。改定前の字形は「揃」。


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【搭】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【携】『教育上より見たる明治の漢字』では「攜」を親字として「携」と「擕」を異体字としている。『陸軍幼年学校用字便覧』では「携」を親字として、「擕」を同字、「攜」を本字としている。
【搾】中国では木偏の「榨」を使う。ほとんど使われた形跡のない字。いつできた字なのだろう。


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【搬】説文解字では「搫」の字体で「搫護不正也(搫護とは正しくない意である)」とあり、現在の「搬」とは意味が異なるので、別字種とするべきかもしれないが、参考のために掲載した。
【摸】「摹」とは部品の位置が変わる動用字(移構)の関係にあり、意味も同じだが、漢和辞典や康煕字典では別字として掲載しており、書道字典では異体字として掲載している。
【摺】JIS2004で例示字形が「摺」から変更された。
【摘】「擿」を異体字として扱っている字典もあるので、参考として掲載する。


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【摯】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。
【撰】JIS2004で例示字体が「撰」から「撰」に変更された。
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2024年03月02日

字体変遷字典036

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【抹】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【拉】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。『教育上より見たる明治の漢字』に「拉」の字形が掲載されているが、「拉」の字種としてではなく「将」の異体字(許容字)としての掲載。
【挙】説文解字、五経文字には手部に掲載されているが、康熙字典には臼部に掲載されている。
【挟】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【拳】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。

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【拶】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。
【拭】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。
【挑】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【挨】2010年(平成22年)に人名用漢字から常用漢字表に追加された。
【挫】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。

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【挿】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【捉】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。

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【掛】中国では「掛」は使わず「挂」を使うようだ。日本でも「挂」を使っていたが、江戸時代からは「掛」が使われ始める。干禄字書では「掛」を俗、「挂」を正としている。漱石は「卜」ではなく「戈」を書いているが、このような異体字があったのだろうか?
【掘】漱石は「堀」の字体を書いている。
【捲】JIS2004で例示字形が変更、画数も1画減った。
【控】「扌+口」の異体字があったらしい。
【採】現代中国では「採」を使わず「采」を使う。干禄字書は「採」を通、「采」を正としている。「采」は2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。「採」「采」共に常用漢字だが、常用漢字表に載っている読みは「採」は「サイ・とる」だが「采」には「サイ」しか載っておらず、「とる」は常用外の読み。

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【据】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。常用漢字表に音読みが載っていない字。
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2024年01月06日

字体変遷字典 p.342–351

夏目漱石『こころ』の自筆原稿を資料に加えました。

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2023年06月11日

字体変遷字典 【手】抜批扶扮抑押拐拡

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【抜】睡虎地秦簡や説文解字を見ると旁は「友」ではなく「犬」に斜線を1本加えたもののようである。
【批】説文解字に「批」の字体はない。
【扶】「扌」を「丬」とする俗字がある。
【抑】もともとは「扌」のない字体だったらしい。
【拐】当用漢字にはなく、1981年の常用漢字に追加された。
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2023年05月23日

字体変遷字典 【手】抄折択投把

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【抄】『教育上より見たる明治の漢字』では「鈔」を標準字、「抄」を許容字としている。

【折】説文解字に「艸」に従う字体、「手」に従う字体、籀文の3つが掲載されている。古代の字を見ると「手」ではなく「艸」に従っているようだ。長沙子弾庫楚帛書と説文籀文の字体が一致する。

【択】「擇」の新字体。説文解字の大徐本と段注本で例示字体が異なる。漱石は明治39年の『坊っちやん』では「擇」を書き、明治43年の『不折俳画』の序文では「択」を書いている。空海の『聾瞽指歸』には旁に角がある。

【把】昭和21年の当用漢字表にはなく、昭和56年の常用漢字表に加えられた字。
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2023年05月16日

字体変遷字典 【手】打払扱托技抗承

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【払】陸軍幼年学校用字便覧に「實は別字」とある。康煕字典には「払」と「拂」は別字種として掲載されている。「拂」の略字としての「払」と「拂」と別字種の「払」が字体衝突している。

【扱】康煕字典には「手」の4画にあるが、例示字体の画数を数えてみると3画しかない。旁に「及」を持つ字には4画のものと3画のものがあり不統一。康煕字典の字体そのままのものを「康熙字典体」といい、「扱」の「及」を4画にするなど不統一を統一したものを「いわゆる康煕字典体」という。

【托】陸軍幼年学校用字便覧に「託」を正體、「托」を別体として掲載されており、「實は別字」と説明がある。

【技】干禄字書に「伎」が「技」の俗字として載っている。咎なし点が付くことがある。
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2023年05月07日

字体変遷字典 【戸】戻所扇【手】手才


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【戻】1981年3月23日に常用漢字になった字。旧字体は「戾」。説文解字にも康煕字典にも「戾」とは別字種として「戻」があり紛らわしい。つまり「戾」の新字体の「戻」が別字種の「戻」と字体衝突したわけ。中国、台湾、香港はともに下部が「犬」だが、別字種との字体衝突を避けるために日本でも下部を「犬」にしておくべきだったとおもう。漱石は同じ意味で下部が「大」と「犬」の両方の字体を書いておりたいへん興味深い。

【房】居延漢簡は「方」が右にずれて「所」と間違えそうな字形。九成宮醴泉銘は珍しい字体で他にこのような字体は見えない。太宰治は手書きにはめずらしい字体を書いている。

【手】説文解字と五経文字には才部に分類されているが、康煕字典では手部にある。カタカナの「オ」の形に書く場合も多い。
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2023年01月17日

字体変遷字典 【心】憾懇憐懲懸【戈】戊戎

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【憾】説文には不録で篆書では「感」を用いる。

【憐】康熙字典の心部の12画にある。日本の人名用漢字では13画、台湾では12画、香港では13画。

【懸】説文には不録で篆書では「縣」を用いる。

【戊】平安時代の字体は1画少ない。
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2022年11月02日

字体変遷字典 【心】憩憲憧憤憬憶懐

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【憲】通用字体では横線が1本少ないようだ。また縦線を略す俗字がある。

【憧】2010年に常用漢字に追加された字。それ以前は人名用漢字だった。

【憧】2010年に常用漢字に追加された字。
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2022年10月14日

字体変遷字典 【心】慧憎漫憂慾慮

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【憂】郭店楚簡、説文、康煕字典に「夂」のない異体字がある。草書の字体はなぜこうなるのだろうか。
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