2018年07月30日
2018年07月29日
2018年07月28日
字体変遷字体・改定版(2-47ページ)
ただいま『字体変遷字典(仮)』を改訂作業中です。
改定作業が終わったものからpdfでアップします。
〈改定したところ〉
1)『説文解字』に掲載されている部首を入れた
2)説文の大徐本と段注本で異なる場合は両方掲載した
3)いままで「説文」と表記していたものを「大徐」「段注」と表記を分けた
4)『五経文字』『九経字様』に掲載されている部首を入れた
5)異なる字種かもしてない例を削除した
1807jitai2-15.pdf
1807jitai16-27.pdf
1807jitai28-39.pdf
1807jitai40-47.pdf
(2018.07.28 Hajime Okuma)
改定作業が終わったものからpdfでアップします。
〈改定したところ〉
1)『説文解字』に掲載されている部首を入れた
2)説文の大徐本と段注本で異なる場合は両方掲載した
3)いままで「説文」と表記していたものを「大徐」「段注」と表記を分けた
4)『五経文字』『九経字様』に掲載されている部首を入れた
5)異なる字種かもしてない例を削除した
1807jitai2-15.pdf
1807jitai16-27.pdf
1807jitai28-39.pdf
1807jitai40-47.pdf
(2018.07.28 Hajime Okuma)
2018年03月05日
字体変遷字典 【子】字存孝孜学孟
2018年01月31日
字体変遷字典 【女】嬢嬰嬬【子】子孔
2017年10月19日
字体変遷字典 【女】媛婿嫁嫌嫉嫡嬉
2017年08月14日
字体変遷字典:【女】娼婆婦婁媒
2017年08月06日
字体変遷字典:【女】姪娯娠娘娩婚
「娩」が2004JISで女の8画から7画に変更になったので、「娘」の後に入れました。

【娯】漱石が不思議な字体を書いている。偏は何を書いているのだろう。行人偏か言偏か。
【娘】『教育上より見たる明治の漢字』に「嬢」の許用字として「娘」が載っている。現代中国では「娘」と「嬢」が「娘」に統合されている。「娘」は甲骨にあるが説文にない。「嬢」は説文にあるが古代の字に見えない。漱石は略しすぎ。太宰の「孃」は「口」が二つ繋がっている。
【娩】JIS2004で字体が変更された。現在は康煕字典と同じ「娩」で女の7画だ、が変更前は「娩」で女の8画。人名用漢字は「娩」であって「娩」ではない。偏を「子」とする異体字がある。

【娯】漱石が不思議な字体を書いている。偏は何を書いているのだろう。行人偏か言偏か。
【娘】『教育上より見たる明治の漢字』に「嬢」の許用字として「娘」が載っている。現代中国では「娘」と「嬢」が「娘」に統合されている。「娘」は甲骨にあるが説文にない。「嬢」は説文にあるが古代の字に見えない。漱石は略しすぎ。太宰の「孃」は「口」が二つ繋がっている。
【娩】JIS2004で字体が変更された。現在は康煕字典と同じ「娩」で女の7画だ、が変更前は「娩」で女の8画。人名用漢字は「娩」であって「娩」ではない。偏を「子」とする異体字がある。
2017年08月04日
字体変遷字典:【女】姪娯娠娘婚娼婆
2017年07月10日
字体変遷字典 【女】姻姥姦姿姫

【姻】文部省活字では旁の「因」の中の「大」の右払いを払っているが、四角で囲まれた空間の中では止めるべきだとおもう。康煕字典に倣ったのだろうか。当用漢字表や当用漢字字体表は止めている。「因」の中の「大」は開脚して「土」になり頭をすくめて「工」になり右側が省略されて「コ」になる。
【姦】「姦」「姧」「奸」が異体字なのか異なる字種なのか難しいところだ。殷代には「姦」と「奸」があり、説文にも「姦」と「奸」が別に掲載されていて「姧」は見えない。「姧」が出現するのは南北朝期のようだが、二玄社『新書源』では敬史君碑の「姧」は「奸」の異体字として掲載されている。五経文字には「姦」の〈訛〉つまり俗字として「姧」が載っており、「奸」は別に載っている。平安から江戸時代には「姦」の意味で「姧」を使っている。康煕字典には「姦」「姧」「奸」が別々に載っている。現代中国では「奸」を使う。
2017年06月16日
字体変遷字典 【女】姓妬妹娃姶威
2017年05月26日
2017年03月05日
字体変遷字典218-219:【女】妊妨妙妖姐委姑

jitai218-219.pdf
【妊】「姙」という異体字がありそれを顔真卿が「多宝塔碑」で書いている。「明治の漢字」では「娠」の〈許容〉の異体字に「妊」をあげている。その通りなら「妊娠」を「妊妊」と書いてもよいことになる。
【妙】説文篆文では「玅」の字体。弘道軒四号と三号では字体が異なる。
【妖】説文篆文では旁にくさかんむりのようなものがある。
【委】漢代以降、左右に伸ばすのは「女」の横線で、「禾」の右ハライは止める。
2017年01月16日
字体変遷字典:【女】如妃妄妓妥

jitai216-217.pdf
【妃】旁は説文では「己」、五経文字も「己」、康煕字典は「已」、文部省活字は「己」、当用漢字表は「已」、当用漢字字体表は「己」。手書きでは「己」、「已」、「巳」はあやふやになる。
【妓】中国には旁を「多」とする異体字があり、説文にも載っている。手書きでは咎なし点が付くことがある。
2016年10月22日
字体変遷字典:【大】奮【女】女奴好

jitai214-215.pdf
【奮】下部の「田」を「臼」または臼の略字の「旧」にする異体字があり、干禄字書では下部を「臼」とする字を〈俗〉としている。日本では下部を「旧」とする字が書かれ、漱石も書いている。
〈参考にしている主な字典〉
2016年10月10日
字体変遷字典:【大】奏套奥奨奪

jitai212-213.pdf
【奥】説文篆文の字形を楷書にすれば「奧」の方が近いとおもうのだが、五経文字では「奥」。中国でも日本でも書かれていた字体は「奥」。「奧」は康煕字典、文部省活字、当用漢字表。太宰治が「奥」を書いているのが興味深い。
【奨】中国から日本の平安時代まで下部を「廾」にしている。江戸期以降は下部を「大」にしている。康煕字典は「奬」を「大」の部首に「獎」を「犬」の部首に載せている。説文篆文に従えば「獎」のはずだが文部省活字も当用漢字表も「奬」。
【奪】下部を「集」にする異体字があり、干禄字書では〈俗〉とするが平安以降の日本では書かれることが多く、
〈参考にしている主な字典〉
2016年09月19日
字体変遷字典:【大】奇奈奉奔契

jitai210-211.pdf
〈図版改定〉2016.09.26

jitai210-211+.pdf
【奈】康煕字典に「同柰」とある。説文篆文には「奈」は見えず「木」部に「柰」が、「示」部に「祟」がある。
〈参考にしている主な字典〉
2016年09月01日
2016年08月27日
〈陰刻の拓本の文字を黒地白抜きに〉字体変遷字典:【夕】夢【大】大太天

206-207jitai.pdf
陰刻の拓本の文字を黒地白抜きにしてみました。
この方がいいですかねえ?
【夢】干禄字書の〈俗〉と〈正〉は字体の違いというよりも、筆遣いと筆順の違いだけのように見える。康煕字典では「夢」と「梦」は俗字として別の部首に出ている。「梦」の使用例は少ないが、漱石は一貫して「梦」を書いている。現代中国は「梦」を採用している。集字聖教序の字体は行書と草書のどちらにするか迷う。
【大】泰山刻石の字体は説文篆文と異なり、説文籀文に近い。泰山刻石が小篆とすれば説文篆文は大篆か。
【太】元は「太」は「泰」の古文だという。
【天】泰山刻石と説文篆文の字体が異なる。
〈参考にしている主な字典〉