2008年04月07日

『不折俳画』上-01

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【釈文】
熊の来て 牛たたかひし 霞哉

「霞哉」がむずかしい。高浜虚子の評釈を見る
posted by トナン at 23:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳画』上-目次

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350dpi原寸
posted by トナン at 02:24| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳画』上-序4

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【釈文】
る君の趣味の臨機に●露する才力に感謝の意を致さんとする迄である。
   四十三年二月
           夏目漱石
posted by トナン at 01:58| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳画』上-序3-裏

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【釈文】
ずつと単簡に願いたいなと、我●●らず遠い昔を回●することがある。其時へいと云ってすぐ●てくれるものは俳画である。余は俳画を見る度に単純な昔に返り得た様な心持がする。さ●して其願に云ふべからざる一種のなつかしみを感ずる。
 不折君の技倆に就ては今更●●する●必要がないからわざと略した。ただ不折君が●の大作を●表する余●に散な商品を公けせらるるの労を多とするのみならず、多種多様な
かなり読めないところがあります。
posted by トナン at 01:54| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

『不折俳画』上-序3

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【釈文】
有せねばならぬと思ふ。ここが西洋のスケッチとは違ふ所以である。スケッチは本来が大作の用意として他日の材料に書き溜めるものの様に思はれるが俳画はさうではない。それ自身に於て完全したようである。是より以上精密にする事も複雑にすることも不必要な所が身上になる。吾々文明人の生活は日にまし●●によって●●のは催しも気の付く事であるが●●に複雑な文明の潮流に浴して流されてゐるうちに、何だ面倒だもう

●のところ読めません。みなさまよろしく。

※「やうである」ではなくて「ようである」と書いてある。
posted by トナン at 22:45| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳画』上-序2-裏

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【釈文】
矛盾を一度に見●すから可笑しいのである。だから俳画とカリカチュアを一所にするのは茶●と仙人を一つ縄で束ねる様なもので当を(得)ない。
 俳画はあらゆる画のうちで尤も省略法に富んだものである。だから其特長は無理がなく無難●に省略された所にある。簡易生活を理想とした一部の日本人のうちに俳画的要素を含んでいるのは当(然)である。その日本人の中でことに簡易生活を喜ぶ坊主俳人の類は無論描写法にも俳画的表現を
●のところが読めません。どなたかご教示ください。
posted by トナン at 05:52| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

『不折俳画』上-序-2

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【釈文】
はどうでも好いが比グロテスクと云ふ趣味を尤も鮮明確的に●●しているものは俳画である。不折俳画を一見すれば誰でも余が説を否定するものはあるまい。
 比グロテスクと云ふ趣味をカリカチュアから(得)る面白味と混同しては全く興がない。グロテスクではとぼけた●が真面目にそれ自信に●て價値を●成しているがカリカチュアに●ると本来の面目を●張して変化せしめた点、即ち彼我を比較して其●に調私と

●のところ、読めません。

※漱石は「真」の下の横線を「直」のように曲げて書いている。かといって「眞」のように旧字を書いているわけでもない。これは興味深い。
「点」は略字を書いている。
posted by トナン at 20:32| 埼玉 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳画』上-序1-裏

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【釈文】
夫は何故だか一寸分らないが欧洲の様な男振りの好い国柄では器量人ばかり眼につきから、変●な羅漢や仙人の顔付のうちで風雅な奴を選択する程の趣味を養求しにくかつたのだらう。幸にして我々は不思議な位とぼけた面相を揃へて生活しているので、長い間には何●か比とぼけたうちに一種の趣味を●見すべく余儀なくされた●を西洋人に見付かつて、ついにグロテスクと云ふ名を頂戴して仕舞つたのぢやなからうか。それ

またまた●のところが読めません。どなたかお願いします。
posted by トナン at 02:36| 埼玉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月31日

『不折俳畫』上・序文1

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夏目漱石の直筆原稿から凸版を起こしたものだとおもわれる。

【釈文】
   不折俳画の序
 不折俳画法には●物が多かったが今度のには人物が過(成)をためている。考へると俳画の人物程妙に出来上がってるものはない。●々女に好かれないのを以て特色と心得てる顔ばかりである。グロテスクと云ふ言葉があって美と区別するが元来比グロテスクなる言葉が西洋語であるに拘はらず共趣味は決して西洋的でない。大抵は日本支那印度の美術品に限って使はれてる様に思ふ。

(●のところが読めません。どなたかご教示ください)

posted by トナン at 22:54| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳畫』上・扉裏

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【釈文】
夏目漱石序
高濱虚子評釈
河東碧梧桐句
中邨不折画
(猪の印)
posted by トナン at 22:51| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳畫』上・扉

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扉の印刷はたぶん木版。
posted by トナン at 22:40| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳畫』上・見返し

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【釈文】
山田博士 大正 著者謹呈
posted by トナン at 22:37| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『不折俳畫』帙箱

1980年代前半に購入したが、お金に困り売却。数年後、買い直したもの。
書道博物館にあるものと同等の美本。

明治43年1月発行
序文:夏目漱石
書と畫:中村不折
俳句:河東碧梧桐
評釈:高浜虚子

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不折直筆の題と「孔固亭」の印がある。

【釈文】
不折俳畫 上下
posted by トナン at 22:03| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不折俳畫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする