2010年06月05日
『新書源』二玄社
あの『大書源』のコンパクト判。
『大書源』に掲載されていなかった「里耶秦簡」を加え、既に収録した字例についても、木・竹簡類を中心にして良質の新資料に差し替えてある。
『大書源』は買わなかったけど、これは即買い。
2009年06月04日
伏見沖敬編『書道大字典』角川書店(1974年)上下
書体字典の最高峰として書道界の評価を確立した名著。
古書でみつけたら買いましょう。
15000円だったら普通の値段です。
以前紹介した『角川書道字典』は『書道大字典』の縮約・携帯版です。
2009年05月05日
日本名跡大字典
北川 博邦〔編集〕 角川書店
伝聖徳太子の法華義ショをはじめ、三筆、三蹟、和漢朗詠集・万葉集などの古写本、南北朝の尊円親王の書まで、約300種の肉筆から抽出した資料。
古書でみつけたら必ず買うべし。
2008年05月02日
古典文字字典
青山杉雨〔監修〕 師村妙石〔編〕 東方書店
「甲骨文編」「金文編」「古璽文編」「●(勹+缶)文編」「先秦貨幣文編」「侯馬盟書」「楚帛書」「秦漢魏晉篆隷字形表」の8書を合冊改編して日本語の索引をつけたもの。
「甲骨文編」「金文編」「古璽文編」なども持っているのだが、とにかく引きにくい。
日本語の索引がついたらいいなあ、と思っていたらこれが出版された。本当にありがたい字典である。
版元ではすでに在庫切れ。
古書でみつけたらすかさず買うべし。
発売時の価格は20,000円だった。
中国璽印類編
本邦篆刻界の第一人者・小林 斗〓(アン)氏が、27年の歳月をかけてコレクション・編集・製作した宝典。
璽印の中に使われている文字だけを掲載しているのではなく、印影そのものを掲載しているので、印譜として考えても貴重な資料。
まだ版元に在庫はあるらしいので、お早めに購入すべし。
唐楷書字典
楷書の完成期である唐代の石碑、肉筆から楷書だけを集めた字典。
唐代の正字は、説文解字に例示された小篆の字体を楷書に当てはめて新しく作った字体を含む。
多くの書道字典はそのような「正字特有の字体」を掲載していない。そのような字体に影響された「竹山聯句」など晩年の顔真卿の字も載せていない。
この「唐楷書字典」はすべてではないが「正字特有の字体」も載せている。ときには「五體字類」から漏れている例も掲載されていることもある。
書道教室で「正字特有の字体」を書いていくと、師匠に「おいおい、活字のまま書いてくるなよ。字書を調べて書いてこいよ」といわれることもあるのでご用心。
なお、この字典は版元で在庫切れ。もし定価で売っているものをみつけたら購入しておくことをおすすめする。
2008年04月06日
五體字類 改訂第3版
書道字典としてはいささか古すぎ、楷、行、草が主で隷書は隷辨のみ、篆書は説文解字しか載っていない。
だがこの字書には他の書道字典にない特色がある。唐時代の正字が掲載されているのだ。通常の書道字典には通(伝統的な字体)は載っているが正(字)は載っていない。
字体を調べるものは必ず揃えておきたい字書である。
改訂第3版は正(字)がより補強されている。
だがこの字書には他の書道字典にない特色がある。唐時代の正字が掲載されているのだ。通常の書道字典には通(伝統的な字体)は載っているが正(字)は載っていない。
字体を調べるものは必ず揃えておきたい字書である。
改訂第3版は正(字)がより補強されている。
角川書道字典
僕がもっとも頻繁に使う書道字典。書道を始める人がまず最初に買う字典。
「書道大字典」(1974年刊)に収録された漢字のうち使用頻度の高い7700字(異体字を含む)を親字とし、その各体6万字を収録した字典。「書道大字典」と比べ、明清人の行書が多数追加された。付録として中国書道史約述、仮名字典、書道史略年表、収載碑帖書人目録等を掲載。巻末に総画索引、音訓索引を付す。―書体字典の最高峰として書道界の評価を確立した名著、「書道大字典」の縮約・携帯版。
「書道大字典」(1974年刊)に収録された漢字のうち使用頻度の高い7700字(異体字を含む)を親字とし、その各体6万字を収録した字典。「書道大字典」と比べ、明清人の行書が多数追加された。付録として中国書道史約述、仮名字典、書道史略年表、収載碑帖書人目録等を掲載。巻末に総画索引、音訓索引を付す。―書体字典の最高峰として書道界の評価を確立した名著、「書道大字典」の縮約・携帯版。