2013年08月23日

字体変遷字典−【口】呆吠呂呼咋舎


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【呆】明治よりも前の手書きの使用例がみつからない。

【吠】旁を「友」や「友+点」とする字体もあったようだ。

【呂】「口+口」の字体と、「口」と「口」をつなぐ線がある字体「呂」の2種がある。
中国では「呂」が出現するのは後漢の隷書だけで、その前後の時代は「口+口」の字体。
説文解字の篆文は「呂」だが、説文解字も後漢に編まれたもの。
後漢の隷書が説文解字に影響を与えているか、あるいは説文解字が後漢の隷書に影響を与えているのかもしれない。
九経字様は「口+口」の字体を〈隷省〉としているが、そんなことはない。
日本でも上代から平安にかけて「口+口」の字体。
現代の「呂」は康煕字典の影響を受けていると思われる。
現代中国では伝統的な字体に倣って「口」と「口」をつなぐ線がない「口+口」を書く。

【呼】初文には「口」がなかったようだ。

【舎】常用漢字『JIS漢字字典』では「口」部の5画だが、康煕字典では「舌」部の2画。
posted by トナン at 23:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 字体変遷字典(大熊肇試作) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一応、保の金文に呆といえるものがありますね…
http://catalog.digitalarchives.tw/item/00/1b/a7/0d.html
Posted by ゆあかな at 2013年08月24日 00:02
ゆあかな様、ご指摘感謝。
この資料、知りませんでした。
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2013年08月24日 06:03
「舎」の部首、常用漢字では「口」部、とありますが、常用漢字の部首は何に拠ったのでしょうか。常用漢字表は部首を表示していないので。
Posted by 小駒 at 2013年08月26日 12:16
小駒さま、ご指摘感謝。
下記のように訂正します。
〈常用漢字では「口」部の5画〉→〈『JIS漢字字典』では「口」部の5画〉
Posted by ( ´_ゝ`) 大熊肇 at 2013年08月26日 13:03
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